注文住宅は、自由に間取りや設備を決められる反面、こだわりが過ぎると予算オーバーしやすい一面もあります。ここでは、予算オーバーしやすい原因を踏まえて、コストダウンさせる方法や対策について解説します。
およその予算を考えず好きなだけ設備や間取りを追加またはグレードアップすると、結果として予算オーバーを招きます。例えば、浴室に乾燥機やテレビ、ジェットバスなど設備を追加していけば浴室だけで高額な出費となり、他に予算を回せなくなる可能性も出てくるでしょう。
本当に必要な設備なのか、本当に妥協できないポイントなのか、こだわりたいことを1つ1つしっかりと洗い出すのがおすすめ。自分でわからなければ、設計士や建築士の方に相談すると良いでしょう。
注文住宅は建築費以外にかかる費用として大きいのが、土地代です。外構工事やエアコン工事などの付帯工事費、住宅ローン手数料や税金などの諸経費といった費用もかかるでしょう。建築費だけで予算を組んでしまうと予算オーバーしやすいため注意が必要です。
用意できる予算が少ない場合も、予算オーバーに陥りがちな原因の1つです。家を買うために貯金をする、かかる費用をあらかじめ調査しておくなどの対策が必要。間取りやデザイン、設備などゆずれないポイントや優先順位を決めておきましょう。
延床面積とは、建物各階の床面積を合計した総面積のことです。延床面積が大きくなると建築費もその分高くなります。そのため、余分な部屋や無駄なスペースを減らすことで、コストをダウンさせることができます。
1階と2階の面積が同じ総2階の家は、フロアで面積が異なる2階建ての家より建築費を安く抑えることができます。デザインもシンプルなキューブ型の方が、凹凸のあるデザインよりもコストを安く抑えられるため、直線的な外観を選ぶと良いでしょう。
仕切りを減らすことでも、ドアや壁材などの材料費を抑えることが可能です。リビングの一画に書斎を設けて一部屋分減らしたり、三和土とリビングを直結させて玄関ホールを省いたりなど、仕切りを減らす工夫をしてみましょう。
2階にも水回りを設置すると配管を延長させる分、工事費も割高となります。トイレを各フロアに設置する場合、家族の人数によっては2つも要らないことも。本当に必要かを見極めて、水回りをワンフロアにまとめるようにしましょう。
窓のサイズや数を見直すのも、コストダウンの有効な手段です。例えば、西日の当たる窓を減らすだけでも、かえって冷暖房費の削減につながり、メンテナンスも楽に行えるようになります。
便利な家にしたいからとオプションをたくさん入れたものの、実際に暮らし始めてほとんど使わないというケースも少なくありません。床暖のように後付けの工事費が高額になるものを除き、後付けできるオプションは入れないでコストダウンに繋げましょう。
和室は畳や障子、ふすまなどパーツにこだわると、洋室よりも工事費がかさむ傾向にあります。また、メンテナンスにも費用がかかるため、和室にこだわりがないのであれば、あえて作らないのも手です。
もしDIY好きであれば、エアコンや照明を自分で手配して設置するのもいいでしょう。業者に依頼した際の設置費用を節約できます。入居に間に合うように、スケジュールを組んで手配しておきましょう。
コストを削って安価な断熱材を使用すると、外からの熱や冷気の出入りが多くなり、夏は暑く冬は寒い家となってしまいます。結果として冷暖房効率も悪くなるため、長い目で光熱費のことを考えると断熱材は削らない方がベターです。
地震が多い日本では、耐震設備は無くてはならない設備の1つです。家族の命を守る上でも、耐震設備は削らない方が良いでしょう。命を守るだけでなく、揺れによる建物の損傷を防ぐ役割も果たしてくれます。
セキュリティを削ってしまうと、空き巣や強盗のリスクを高めることになり大変危険です。安全な暮らしを確保するためにも、防犯ガラスや面格子、カメラ付きインターホンなど防犯設備をしっかり取り入れるようにしましょう。
外構は一番外から見える部分でもあるため、節約しすぎると家の中が外から丸見えになってしまうことも。プライバシーを守るという意味でも、過度なコストの削り過ぎには注意が必要です。
水回りは生活の中でも使用頻度の高い場所です。水回りが使いづらいと生活にも支障をきたすことがあるため、コストを削るのは極力避けた方が良いでしょう。水回り設備の中には、節水機能や保温機能が付いたものあるため、逆に機能を上手く取り入れて節約に繋げるのが賢い選択だと言えるでしょう。
注文住宅で予算オーバーさせないためにも、まずは予算がかかりそうな間取りや設備を把握し、コストを削減する方法を知ることが大切です。中には削らない方が良い設備や機能があるため、予算を立てる際には設計士や建築士の方と相談しましょう。
トップページでは、耐震等級3の家が建てられる工務店・ハウスメーカーを紹介しています。ゆずれないポイントから、理想の注文住宅建設を叶える会社を厳選しているので、ぜひチェックしてください。
注文住宅と建売住宅の違いや費用相場などの基礎知識は注文住宅を建てる前に知っておきたいですよね。そういった基本的な情報についてもまとめているので、ぜひチェックしてください。
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※選定条件
※2023年10月19日時点、Googleで「横浜 注文住宅」と検索してヒットしたハウスメーカー・ハウスビルダー・工務店全67社を調査。67社の中で、住宅性能表示制度において地震への強さを示す等級が、最高レベルの【耐震等級3】で家を建てられると公式HPに明記されている企業は全28社でした。その28社の中から、デザイン・素材・性能のニーズに合う条件を設定し、該当する企業を選定しています。
※デックス株式会社(デザイン性)・・・28社のうち、唯一一級建築事務所かつフルオーダーでき、専属の設計士がつくことが公式HPに明記されている。
※一条工務店(住宅性能)・・・28社のうち、唯一ZEHビルダー評価において6つ星評価を取得している。
※小林住宅工業(自然素材)・・・28社のうち、唯一食用植物油だけで作られた自然素材のワックスなど化学建材を一切使用せずに家が建てられると公式HPに明記されている。